安曇野東部 大正山(1060.1m) 2011年11月19日

所要時間 10:09 登山口−−10:22 大正山 10:25−−10:33 登山口

概要
 南東側の車道に登山口あり。山火事で植林されて数年程度しか経過しておらず、まだ山頂付近の広い範囲は赤松の幼木植林。登山道はあるが草がはみ出して、雨で濡れて長靴、スパッツでも防御しきれずズボンが盛大に濡れてしまった

 続いて大正山。ここは地形図によると登山道は無いが車道から山頂までの標高差は約100m、通常ならば15分程度で登れるはずだ。地域的、標高的に考えればまだ籔が出てくる可能性は低く、道が無くても問題なく登れると踏んだ。取り付き場所は番場池付近から南東尾根が適当だろう。

南側の車道 大正山登山口

 山の南側を通る車道を東に進むと山腹は柵がめぐらされ松茸止め山らしい。しかし明瞭な踏跡を発見し、そこには柵は無く問題なく入れるようだ。山頂に続く道か不明だが、このまま赤松樹林が続くのなら道が無くても問題ないだろう。通行量が少なく道幅が広いので踏跡入口付近の路側に止めても問題ないだろうが、そのすぐ先の番場池でのカーブで道幅がかなり広がっていたのでそこに車を置き、傘を差して歩きだした。

手製のささやかな標識 赤松植林を登る

 踏跡入口に到着すると、小さくて目立たないが大正山登山口の手製看板があった。道は明瞭でこの状態なら簡単に山頂に立てそうだ。最初は背の高い赤松林でいかにも松茸が出そうな。シーズン中は立ち寄らない方がいいかもしれないが、たぶん11月下旬も近い今なら大丈夫だろう。

途中から赤松幼木帯に変わる 焦げた切り株。山火事があった模様

 右に曲がって少し登ると高い赤松が無くなって若い赤松の植林帯に変わる。ある標高から上は全て植林されて数年程度の幼木ばかりで、何か変だなと思ったが理由が分かった。見つけたのは焼け焦げた切り株。きっと上部は山火事で焼けて、その後に植林したというわけだ。植林された下部は赤松なので、ここも松茸の出る山に戻るだろうか。

ここから道が薄くなる
山頂手前から見た安曇野平野

 尾根に乗って傾斜が緩んでも幼木帯が続き、ほとんど傾斜が無くなると道は右(北)に曲がり、急に道が薄くなって草ぶれた状態に変わる。もう草は枯れているがまだ立ったままで、たっぷりと雨の水滴をまとっている。登山口の状態を見て山頂まで整備された道があると考えてゴアは持ってこなかったが失敗だった。ロングスパッツでは防護できない高さまで草の背丈があるので膝から腿まで結構濡れてしまった。道は草に覆われて薄いが失うまではいかず、周囲の道が無い部分よりは歩きやすい筋がある。

大正山 大正山三角点

 草の道を進んで植林が開けた区画に到着、石碑が立っており山頂っぽい雰囲気であるが、大正山山頂部は非常になだらかで明確な最高点は無く、おまけに標識は山頂標識ではなく植林記念碑であってここが山頂か悩ましい。しかし山頂なら三角点があるはずで周囲を探索。ここも草が生えているので踏跡を外れるとびしょ濡れになってしまうので広範囲に探すのは厳しい。まずは手近なところをと探し始めると意外に近い場所で発見。踏跡が広場に出た左側に三角点を発見。よかったぁ。

 下山は同じルートを戻る。もう雨は本降りで、今日はこのまま止まないだろう。安曇野平野も雨に曇っていた。

 

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